電気代の高騰などにより、太陽光発電を自宅に導入したいと考える人が増えているのはご存知でしょうか。ただ、既存の住宅に太陽光発電のパネルを設置する工事は、大掛かりに思えて躊躇している人も多いはずです。
そこで今回は、太陽光発電の設置工事はどのような流れで行われるのかを解説していきましょう。全ての工程は1~3日で終わります。
工事開始前の準備の流れとは?
太陽光発電の工事に先立って、次のような準備を行う必要があります。
近隣住宅への挨拶
太陽光発電の設置工事は、大部分が1~3日で終わる工事です。それでもパネルの搬入や電気工事、屋根での工事には騒音が出たり作業員の出入りがあったりするので、近隣住宅へ挨拶すると丁寧でしょう。
足場やスライダー(昇降機)のセッティング
屋根の勾配が30度以上ある場合は足場を組む必要があります。足場が不要な場合は屋根にスライダー(昇降機)を設置して、1枚15キロ以上ある太陽光パネルを運搬できるよう準備をしておきます。
太陽光発電の設置工事の流れとは?
太陽光発電の設置工事は、次のような流れで進みます。
墨出しでパネル位置を決定する
まずは、パネル位置を決定します。直線を引く大工道具「墨つぼ」を使い、正確な位置を決めてマーキングしていきます。太陽光パネルのメーカーによって金具の位置は細かく決められていて、ルールを無視して設置してしまうとメーカーの安全保障が受けられなくなる恐れもあるのです。また、JIS規格を満たすことで耐風圧性能などが守られるので、パネル位置をどこにするのか決めるのは重要な作業だと言えるでしょう。
下穴を開ける
パネル位置を決めたら、金具を取り付けるためのビスを打ち込む下穴を開けます。屋根に穴を開けることは雨漏りのリスクも考えられるので、位置を慎重に決定し、ドリルで穴を開けていきます。
下穴にコーキング処理をする
屋根に下穴を開けたら20年間は風雨に耐えられるように、樹脂製の「コーキング剤」を注入するコーキング処理を行います。コーキング剤によって隙間をふさぎ、雨水を侵入させないようにする処理です。ただしコーキング剤にもさまざまあり安価なものは耐久性に欠ける恐れもあるので、不安なら業者に確認するといいでしょう。
屋根に架台を固定する
太陽光パネルのフレームを取り付ける際の支えとなる「架台」を野地板や垂木にしっかり固定します。パネルの重量はかなりあるので、支えられる強度を確保しなければなりません。
ねじ山や架台周辺の徹底的なコーキング処理
屋根材と架台の隙間からも水が侵入してしまう恐れがあるので、徹底的にコーキング処理を施します。ねじに水がついてしまうとねじを伝って水が浸入してしまうので、ねじ山も忘れずしっかりコーキングしていきます。
架台・フレームの固定
太陽光パネルを設置するフレームと架台をナット・ボルトやワッシャーなどでしっかり固定させていきます。締め付けの強さを表す「トルク」が決められているので、既定の強さで締め付けます。
パネルやフレームの歪みをなくす
パネルやフレームは仮止めした段階で一度、歪みをなくす「不陸調整」を行います。「水糸」という糸で水平になるように調整します。歪みがあるままでパネルを設置してしまうと、故障の原因となってしまいます。
太陽光パネルをフレームに設置する
太陽光パネルは、1枚の大きさが畳約1枚分、重さが約15~20キロ程度あります。風にあおられたり落下してしまったりしないよう、慎重に設置していきます。
パワーコンディショナなどの取り付け
太陽光パネルの設置と並行して、屋内の電気工事も行っていきます。太陽光パネルから伸びたケーブルをまとめる「接続箱」や、太陽光パネルが創出した直流電流を交流電流に変換して家庭で使えるようにする「パワーコンディショナ」、売電量を測定する「売電メーター」を室内に取り付けます。
DCケーブル配線
太陽光パネルから室内のパワーコンディショナなどまでを繋ぐDCケーブルの配線を、きれいに這わせていきます。
太陽光発電の遠隔管理システムの設置
太陽光発電の売電量や買電量を把握するためのモニターである、遠隔管理システムの取り付けも必須です。
太陽光用のブレーカーを新設
強い電流から太陽光パネルを保護するためのブレーカーも新設します。
点検・片付け
工事に先立って行った養生を外したり電気工事で出たごみなどを片付けたりし、最終点検を行って施主への引き渡しとなります。工事は大部分が1~3日で完了します。
まとめ
太陽光発電の設置工事は、屋根の上にパネルを取り付けたり室内で電気工事をしたりと多くの工程があるものの、全て1~3日で終わります。歪みのないように、雨漏りも起こらないよう適切にパネルを設置してもらうためにも、信頼できる業者に任せるようにしましょう。
東京都杉並区にある「有限会社リケン」では、住宅用の太陽光発電を完全自社施工で設置しております。現地調査から始まり、設計・施工からアフターメンテナンスまで一貫して自社で行いますので、安心してお任せください。お見積もりは無料なので、まずはお気軽にお問合せください。
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