今日もで鬱陶しいですね
東日本の震災からそろそろ1年がたちます。
被災地の復興もまだまだ手つかずな場所も多いようです。
当社も震災後、東京・埼玉・千葉・神奈川の物件の震災に伴う修繕工事に追われています。
本日はコンクリート躯体に発生したクラック修繕の作業を紹介します。
躯体に入ったクラックです。この壁は雑壁ですから特に建物の強度が著しく低下するような事はありません。
コンクリートの中には鉄筋もありますから、ずれて崩壊するような事もありません。
ただし、放置すればここから雨水などが浸入してコンクリートそのものの強度は低下してしまいます。
ここは、エポキシ樹脂を注入して接着します。注入も1㎜以上のクラックでないと圧入は困難です。
クラックに沿って50㎜ピッチで注入用の穴あけをします。
クラックの入り方によって、穴あけの位置は色々です。
エアダスターで穴の中を掃除します。
注入ガンで樹脂を圧入しました。
穴と穴のクラック部から樹脂が出て注入は成功です。
当社はカートリッジ式のSSSボンドを使用しています。
物は高いですが、計量・混合の人為的ミスを防げます。
上記のようなミスを犯すと硬化不良などが起き接着できなくなります。
樹脂硬化後は、密着を高める為にカチオン樹脂を塗布します。
塗装用下地材を塗布し乾燥後に上塗りを行います。
上塗りして完成です。
元の色が褪せているので色合せは難しいです。
塗替え当事に使用した材料でも色が合いません。
目立ちますが、これで雨水の浸入は防げます。
補修工事以外でもご相談下さい。