どれくらい発電するの?

太陽光発電の発電量や天候による影響を詳しく解説

電気代の高騰や環境問題の影響を受け、太陽光発電を導入する家庭が年々増加しています。以前に比べると費用が低くなり、初期費用の負担軽減ができるよう助成金なども利用できるようになったのです。しかし、実際のところどれくらい発電するのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、太陽光発電の発電量がどれくらいあるか、天候による変化などを詳しく解説していきましょう。

太陽光発電の発電量について

太陽光発電の発電量は、時間帯によって決まっているため、1日あたりどれくらいあるか計算することができます。ここでは、発電量の求め方からピーク時について紹介しましょう。

発電量の求め方と月別の値

発電量は、「日射量(kWh/平方メートル)」×0.85で求めることができます。住んでいる地域や季節などによってことなりますが、1日あたりの発電量の目安がこちらです。

1月 2.15kWh
2月 2.60kWh
3月 2.68kWh
4月 3.57kWh
5月 3.78kWh
6月 3.32kWh
7月 3.39kWh
8月 3.53kWh
9月 2.46kWh
10月 2.18kWh
11月 2.02kWh
12月 1.94kWh

東京の日射量をもとに作成しておりますが、4月~8月までは発電量が高いため、電気代を賄うのに期待が持てます。

日射量の多い時間帯が発電量高

1日の中で、1番発電量が高くなるのが「昼間の時間帯」です。もちろん季節によって多少の違いはありますがピークになるのはお昼の12時前後になります。日射量があれば発電しますが、徐々にモジュールが熱を帯びるため、ピークを越えてからは同じような発電効率ができなくなるのです。

日の出から日の入りまで発電しますが、昼間に比べても午後は発電量が少ない傾向があります。

天候による発電量の変化とは

発電量は、季節や時間帯によっても変わりますが、天候の影響も受けやすいのです。ここでは、天候による発電量の変化を紹介します。

くもりの日でも発電は可能

くもりの日は晴れに比べても、発電量は減ります。ただし、十分な明るさがない場合でも、発電量はゼロにならず発電できるのです。くもりでも紫外線は晴れの日の60%はあるため、くもりでも発電量の影響を深く心配する費用がないかもしれません。

雨や雪の時は発電量が低下する

くもりの日は太陽が出ていなくてもある程度は発電することができますが、雨や雪などの天候では、発電能力がいっきに低下します。雲が厚くなり、太陽光がパネルに届かないためです。そのため、冬の間や梅雨の季節は発電量が少なくなってしまうのです。

発電量を左右する基本ポイント

太陽光発電を効率よく稼働させるためには、発電システムの設置をするにあたって、ポイントをおさえる必要があります。ここでは、発電量を左右させる基本ポイントをいくつか紹介しましょう。

屋根の形状や角度・方位が適しているか

太陽光発電には、適した場所に太陽光パネルを設置しなければ意味がありません。自宅に設置する場合も同様に、屋根の形状は太陽光発電に向いているかがポイントです。「切妻屋根」「段違い屋根」「片流れ屋根」「陸屋根」のタイプが向いています。

ほとんどの太陽光パネルが長方形タイプになるため、屋根からはみ出さない、有効的に設置できる屋根のタイプが最適です。また、南に向いていることで日当たりを存分に受けられるため、発電効率を高められます。さらに太陽光パネルの設置角度によっては、斜めからの光は反射されやすいため注意が必要です。

太陽光パネルの設置面積や枚数

太陽光パネルのサイズは、メーカーや種類によってさまざまありますが、屋根にのせられる枚数も変わってくるでしょう。屋根のつくりにもよりますが太陽光パネルの設置面積や枚数次第では、発電量が異なってきます。何枚屋根にのせられるかは屋根の面積を求め、パネルのサイズをつかって計算をすればわかるでしょう。

1枚あたりの太陽光パネルの発電効率

屋根に設置できる太陽光パネルの枚数は限りがあるため、制限の中できるだけ発電量を増やすには、発電効率の高い太陽光パネルで発電することでしょう。1枚あたりの大きさが小さいのにも関わらず、より発電量が高いタイプならば、結果として大きな差を生むのです。

日照時間による影響

同じ日本でも、地域によっては日照時間が多いところと少ないところがあります。日本海側などは比較的日照時間が短いですが、夏は涼しくて他の地域と比べても発電量が高くなるのです。夏季では太陽光パネルの表面が熱すぎることが多く、発電効率が落ちやすい点があります。

そのため、寒冷地でも日照時間が短くても、それほど差があるわけではないと言えるでしょう。

パワコンの性能

いくら太陽光パネルの発電効率が高くても、パワコンの性能が低ければ、効果的に電力を活かすことができません。パワコンは家庭内で消費する電力に変換するために必要なので、できるだけ性能が優れた物を選ぶと良いでしょう。メーカーによっても機種によっても性能に差があるため、しっかりと見極めながらのパワコン選びが必要です。

ちょっとした差でも、何年もコツコツと積み重ねていけば大きな発電量になるので、できるだけ効率の良いパワコンがポイントになります。

まとめ

今回の記事では、太陽光における発電量について紹介しました。1日あたりの発電量はおよそ2.5~3.8kWhになるため、月では80kWh以上になる計算です。発電量はさまざまな要因で左右されるので、ポイントをおさえながら、効率よく太陽光発電をするとよりお得になれるでしょう。

「有限会社リケン」では、太陽光発電の設置工事からアフターメンテナンスまで、全て自社で実施しております。業歴60年の信頼と実績で、お客様がご満足いただけるサービスをご提供いたします。暮らしに必要なエネルギーを自給できる太陽光発電システムをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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