設置前に知っておきたい!蓄電池の設置工事の流れを徹底解説

設置前に知っておきたい!蓄電池の設置工事の流れを徹底解説
災害時に非常用電源として使えるのはもちろん、太陽光発電の余剰電力を蓄電して電気料金の節約もできる「蓄電池」が注目を集めていることはご存知でしょうか。近年急速に広まりを見せている蓄電池を設置する前に、設置工事の流れを把握しておくと安心です。

そこで今回は、蓄電池の設置工事の流れについて徹底解説していきましょう。

蓄電池はDIYで設置できる?

「家庭用蓄電池」と聞くと、自分で設置できるのではないかと考えるかもしれません。ところが実際は、有資格者しかできない電気作業の工程もあるため、蓄電池の設置は施工業者に依頼することになるでしょう。万が一自分で設置した場合、故障してしまった際に保証されない恐れもあるので気を付けなければなりません。信頼できる設置業者に依頼するのが一番なのです。

 

蓄電池の設置準備の流れとは?

ここからは、蓄電池を設置する前段階の準備の流れを紹介していきます。

施工会社の決定

まずは、蓄電池の設置を依頼する業者を選定しましょう。何社か候補を絞り、見積もりを取ると一社に絞りやすいはずです。

打ち合わせ・現地調査

施工会社が決まったら、蓄電池の種類をはじめ、工事についても打ち合わせと現地調査を行います。具体的には、蓄電池の設置位置や設置方法、配線経路や配線に必要な材料、着工日や工事完了予定日などを相談しておきます。また、工事期間中には電気工事も行うので、停電する時間帯も確認しておくといいでしょう。

 

蓄電池の設置工事の流れとは?

打ち合わせや現地調査が終わったら、いよいよ設置工事が始まります。次のような流れで工事は進んでいきます。

土台を作る

あらかじめ現地調査で決定しておいた場所に、重量のある蓄電池を設置するのに必要な土台を作る「基礎工事」を行います。設置場所は屋内または屋外どちらかになりますが、屋外に設置する場合は平面になるようコンクリート基礎や簡易基礎を作る必要があります。犬走りを利用できれば、基礎を作る必要はありません。屋内なら基礎工事は不要ですが、下地がなければ補強板が必要な場合もあります。

蓄電池の形状はエアコンの室外機に似ているものの、実際は重量があるだけでなくコンピューターが内蔵されているので、予想よりかなり頑丈に固定することになるでしょう。

蓄電池を設置する

蓄電池本体を設置場所に運び込んで、コンクリート基礎に蓄電池本体をアンカーボルトで固定します。室内に設置する場合も、倒れてくることのないよう壁へボルトなどで固定することになるでしょう。蓄電池本体はかなりの重量なので、運搬は必ず2名以上の作業員で行われます。ピアノの運搬業者が搬入することさえあります。

周辺機器の設置工事

蓄電池本体ほのかに、直流電流を交流電流に変換する「パワーコンディショナ」や建物内で安全に電気を使用できるようにするブレーカーを1つにまとめる「住宅分電盤」などを取り付けていきます。停電時にも特定の家電(特定負荷)を使えるようにするための「特定負荷分電盤」を付ける際も、このタイミングで取り付けます。

配線・結線工事

機器の取り付け工事の後は、配線工事を行います。蓄電池本体・蓄電池用パワーコンディショナ・住宅分電盤・特定負荷分電盤の順に、配線を繋いでいくのが基本です。太陽光発電と併用する場合には、太陽光発電用パワーコンディショナと蓄電池用パワーコンディショナを繋ぐ必要もあるでしょう。

設定・動作確認

蓄電池は設定も重要です。パワーコンディショナや表示機、専用コントローラで次のような設定を行います。

  • モード設定(グリーンモード・安全モード・経済モードなど)
  • 停電時の充電電力
  • 蓄電残量の設定

通常運転時の充放電の条件設定から、非常時の挙動条件の設定まで設定する必要があるので、内容をよく理解した上で行う必要があります。設定が不適切だと、十分な効果を発揮できない恐れもあるので注意しましょう。また、緊急事態やエラー発生時の対応なども確認しておくのがおすすめです。設定したら、蓄電池が正常に作動するか確認をして終了となります。

 

蓄電池設置の工事にかかる期間とは?

蓄電池の設置工事を始めてから運転を開始するまで、どれくらいの期間がかかるのかは設置場所や天候に左右されます。作業員2・3人で晴天時に作業した場合、養生に2・3日、基礎工事に1日、設置・配線・動作確認までに1日かかり、合計5日程度が目安でしょう。基礎工事が不要だったり、簡易工事で済んだりする場合には3日程度で終わるケースもあります。

 

まとめ

蓄電池は非常時にも役立つ便利なものではありますが、導入にはまとまった費用も必要になるものです。実際に設置することになったらどのような流れで工事が進むのかも頭に入れた上で、検討するといいでしょう。

創業60年以上を誇る「有限会社リケン」では、豊富な蓄電池の施工実績があります。お客様1人1人のニーズに合わせた提案を心掛けており、設計から施工工事、アフターケアまでを一貫して自社で行っております。蓄電池の設置をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

本件に関するお問い合わせ

問い合わせ先 有限会社リケン 新エネルギー事業部 担当:スズキ/マツザワ
TEL 03-3290-0122
MAIL solar@riken-co-ltd.co.jp
所在地 〒168-0065 東京都杉並区浜田山1-23-7イオニック浜田山
太陽光・蓄電池
取り扱いメーカー
長州産業、DMM.com、HUAWEI、XSOL、カナディアンソーラー、ハンファQセルズ、ニチコン
施工エリア 杉並区、世田谷区、練馬区、中野区、武蔵野市、調布市、稲城市、東村山市、東久留米市、清瀬市、国立市、立川市、府中市

 

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